Blackmagic Video Assist 5" 12G HDRは、プロフェッショナルな映像制作現場で求められる高品質なモニタリングと記録機能を1台に集約した外部モニター・レコーダーです。12G-SDI接続による4K60p対応、2500nitの高輝度HDRディスプレイ、そしてBlackmagic RAW録画機能を搭載し、映像クリエイター、シネマトグラファー、ドキュメンタリー制作者など、幅広いプロフェッショナルに支持されています。
前作のVideo Assist 5"から大幅な進化を遂げ、特にディスプレイの明るさ、録画フォーマットの拡充、プロフェッショナル機能の追加により、より本格的な映像制作ワークフローに対応できるようになりました。
本記事では、Blackmagic Video Assist 5" 12G HDRの基本スペック、前作との違い、主な特徴、メリット・デメリット、ユーザー評価まで詳しく解説していきます。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 画面サイズ | 5インチ |
| 解像度 | 1920 x 1080 |
| 輝度 | 2500 nit(HDR対応) |
| 色域 | P3 Wide Color Gamut |
| 入出力(SDI) | 12G-SDI(Micro BNC) |
| 入出力(HDMI) | HDMI 2.0a |
| 録画フォーマット | ProRes、DNx(10-bit 4:2:2)、Blackmagic RAW(12-bit) |
| 録画メディア | SDカード、USB-C外部ドライブ |
| 内蔵スコープ | 4種類 |
| 3D LUT | 対応 |
| バッテリー | Sony Lシリーズ×2(ホットスワップ対応) |
| サイズ | 148 x 90 x 36.5 mm |
| 重量 | 410g |
| 価格 | 約8.1万円 |
| 項目 | Video Assist 5" 12G HDR | Video Assist 5" |
|---|---|---|
| 輝度 | 2500 nit(HDR対応) | 約800 nit |
| SDI規格 | 12G-SDI | 3G-SDI |
| 最大対応フォーマット | 4K DCI 60p | HD 60p |
| Blackmagic RAW録画 | 対応 | 非対応 |
| 内蔵スコープ | 4種類 | なし |
| 3D LUT | 対応 | 非対応 |
| USB-C録画 | 対応 | 非対応 |
| バッテリー | Sony Lシリーズ×2 | Sony Lシリーズ×2 |
| ホットスワップ | 対応(改善) | 対応 |
| アナモフィックデスクイーズ | 対応 | 非対応 |
| コネクタ形状 | Micro BNC | DIN |
| 価格 | 約8.1万円 | 約6万円(当時) |
最も大きな進化は、2500nitの高輝度HDRディスプレイの搭載、12G-SDI対応による4K60p録画の実現、そしてBlackmagic RAW録画への対応です。加えて、プロフェッショナルワークフローに不可欠な4種類の内蔵スコープ、3D LUT機能、USB-C外部ドライブへの録画機能が追加され、より本格的な映像制作環境に対応できるようになりました。
最大の特徴は、2500nitという圧倒的な輝度を誇るHDRディスプレイです。直射日光下でも画面内容をクリアに確認でき、屋外でのロケ撮影において視認性に悩まされることがありません。P3広色域にも対応しており、HDR映像の色彩を正確にモニタリングできます。
従来の外部モニターでは屋外での視認性が課題となることが多く、モニターフードを使用しても十分に確認できないケースがありました。しかし、この2500nitの明るさは業界トップクラスであり、プロフェッショナルな撮影現場での信頼性を大きく向上させています。
12G-SDI接続に対応したことで、4K DCI 60pまでの高解像度・高フレームレート映像を非圧縮で伝送・録画できます。Micro BNCコネクタは小型ながらも接続の安定性が高く、長時間の撮影でも信号断のリスクを最小限に抑えられます。
HDMI 2.0aポートも搭載されているため、SDI非対応のカメラやミラーレス機との接続にも柔軟に対応できます。映像制作の現場では、複数のカメラを使い分けることが一般的ですが、両方の接続規格を備えることで、さまざまな機材構成に対応可能です。
対応カメラからBlackmagic RAW形式で直接録画できる機能は、カラーグレーディングやポストプロダクションにおいて大きなアドバンテージとなります。12-bitのRAWデータは、露出やホワイトバランスの調整幅が広く、撮影後の表現の自由度が格段に向上します。
特にBlackmagic Pocket Cinema Camera 4K/6Kなどとの組み合わせでは、カメラ側のストレージ容量を気にせず、外部SSDに大容量のRAWデータを記録できるため、長時間撮影のワークフローが劇的に改善されます。
USB-C 3.1 Gen 1ポートを搭載しており、外部SSDへの直接録画が可能です。1TBのSSDを使用すれば、ProRes 422 HQで約5時間以上の連続録画が可能となり、長時間のイベント撮影やドキュメンタリー制作において、ストレージ容量の心配から解放されます。
SDカードスロットも搭載されているため、撮影スタイルやバックアップ戦略に応じて、メディアを使い分けることができます。また、USB-Cドライブは読み書き速度が速く、高ビットレートの4K録画にも余裕で対応できます。
ウェーブフォーム、パレード、ベクトルスコープ、ヒストグラムの4種類のスコープを内蔵しており、露出やホワイトバランスを正確に管理できます。特にLog撮影時には、これらのスコープを使用することで、ダイナミックレンジを最大限に活用した適切な露出設定が可能になります。
スコープ表示は画面上にオーバーレイ表示できるため、映像と同時に確認しながら撮影できます。これにより、撮影後のグレーディング作業を見据えた最適な素材を記録することができます。
3D LUTファイルを読み込むことで、撮影現場で最終的な仕上がりイメージを確認しながら撮影できます。Log撮影時にはフラットな映像となるため、現場でのイメージ共有が難しいことが課題でしたが、LUTを適用することでクライアントやディレクターに完成イメージを見せながら撮影を進められます。
複数のLUTを保存しておけば、異なるルック間の比較も容易で、クリエイティブな判断を現場で素早く行うことができます。LUTは録画ファイルには焼き込まれず、あくまでモニタリング用として機能するため、後処理の自由度は保たれます。
Sony Lシリーズバッテリーを2基同時装着でき、ホットスワップ機能により、撮影を中断せずにバッテリー交換が可能です。システムは自動的に残量の少ないバッテリーから優先的に消費するため、効率的な電力管理が行われます。
長時間の撮影セッションでは、バッテリー交換のタイミングで録画が中断されることが大きなストレスとなりますが、この機能により、重要なシーンを逃すリスクを大幅に低減できます。
わずか410gという軽量設計により、ミラーレスカメラやシネマカメラに装着しても、バランスを崩しにくく、ハンドヘルド撮影時の負担も軽減されます。148 x 90 x 36.5mmというコンパクトなサイズは、カメラバッグへの収納性にも優れています。
軽量でありながらも、アルミニウム合金の筐体により堅牢性も確保されており、プロフェッショナルな現場での過酷な使用にも耐える設計となっています。
2500nitの輝度は、屋外撮影において他の追随を許さない明瞭さを提供します。真夏の晴天下や逆光状態でも、モニター内容をストレスなく確認でき、フォーカスや露出の判断を正確に行えます。モニターフードを使用すればさらに視認性が向上し、あらゆる撮影環境に対応できます。
1TBや2TBの外部SSDを使用すれば、ストレージ容量を気にせず長時間の撮影に集中できます。特に結婚式やセミナー、舞台撮影など、連続して数時間録画する必要がある現場では、この機能が大きな安心材料となります。SSDの高速性により、4K高ビットレート録画でもコマ落ちの心配がありません。
ProResやDNxといった編集ソフトに最適化されたコーデックで録画できるため、撮影後すぐに編集作業に取りかかれます。トランスコードの手間や時間を省略でき、納期の厳しいプロジェクトでもスムーズなワークフローを実現できます。
対応カメラと組み合わせることで、12-bitのBlackmagic RAW素材を記録でき、カラーグレーディングにおける調整幅が格段に広がります。商業映像やミュージックビデオなど、高品質な仕上がりが求められる制作において、この柔軟性は大きな価値を持ちます。
内蔵スコープにより、外部機器を追加することなく、正確な露出管理が可能です。特にLog撮影では、スコープを見ながら適切な露出を設定することで、ダイナミックレンジを最大限に活用できます。これにより、撮影後のグレーディング耐性が高い素材を記録できます。
撮影現場で最終的なルックを確認できることは、クライアントやディレクターとのコミュニケーションを円滑にします。Log撮影のフラットな映像では伝わりにくいイメージを、LUT適用により具体的に共有でき、撮影の方向性について認識のズレを防げます。
12G-SDI接続は、HDMI接続と比較して長距離伝送に強く、信号の安定性が高いという特徴があります。プロフェッショナルな撮影現場では、録画中の信号断は致命的なトラブルとなりますが、SDI接続の採用により、そのリスクを大幅に低減できます。
バッテリー交換時に録画を停止する必要がないため、重要なシーンを逃すリスクがありません。長時間のインタビュー撮影やイベント撮影において、この機能は大きな安心感をもたらします。
5インチモデルでは、USB-Cポートの位置が底面中央に近いため、リグやマウントプレートを装着すると物理的に接続できなくなる場合があります。USB-C録画を主に使用する場合、事前にリグとの互換性を確認する必要があります。ただし、SmallRig製の専用ケージを使用することで、この問題は解決できます。
5インチという画面サイズは携帯性に優れる一方で、4K映像の細部を確認したり、マニュアルフォーカスの精密な調整を行うには、やや物足りなさを感じる場合があります。より大きな画面が必要な場合は、7インチモデルの検討も選択肢となります。ただし、フォーカスピーキングやズーム機能を活用すれば、実用上の問題はほとんどありません。
約8.1万円という価格は、趣味用途やエントリーレベルの映像制作者にとっては、導入のハードルがやや高く感じられるかもしれません。ただし、モニター、レコーダー、スコープ、LUT機能を統合した製品としてみれば、個別に機材を揃えるよりもコストパフォーマンスは良好です。
Blackmagic RAW録画機能は魅力的ですが、対応カメラはBlackmagic Pocket Cinema Cameraシリーズなど、限られた機種に限定されます。他のメーカーのカメラでは、この機能を活用できない点は理解しておく必要があります。ただし、ProResやDNx録画は幅広いカメラで利用できます。
メニュー操作時、タッチパネルの反応が若干遅延することがあり、素早い設定変更時にストレスを感じる場合があります。ファームウェアアップデートにより改善される可能性はありますが、現状では操作の慣れが必要です。
高輝度設定や4K60p録画時には、バッテリー消費が速くなります。Sony Lシリーズバッテリー2基でも、最大輝度での長時間使用では数時間程度の駆動時間となるため、予備バッテリーの準備が推奨されます。
楽天市場・Amazonの購入者レビューや日本国内の映像制作者のレビュー記事をもとに、実際のユーザーの評価傾向をまとめました。
最も多く評価されているのは、USB-C外部SSD録画機能の利便性です。1TB SSDで5時間以上の連続録画が可能となり、ストレージ容量の心配から解放されたという声が多数見られます。特に長時間のイベント撮影やドキュメンタリー制作において、この機能が撮影ワークフローを大きく改善したと評価されています。
2500nitの高輝度ディスプレイについても、「屋外撮影での視認性が劇的に向上した」「直射日光下でもクリアに見える」といった高評価が目立ちます。従来のモニターでは苦労していた明るい環境での撮影が、ストレスなく行えるようになったことが高く評価されています。
SDI接続の安定性を評価する声も多く、「HDMIと比較して信号が安定している」「長時間の録画でも安心」といったコメントが見られます。プロフェッショナルな現場での信頼性が、多くのユーザーから支持されています。
ProRes/DNx録画により、撮影後すぐに編集作業に移行できることも評価が高く、「トランスコードの時間が不要になり、納期短縮につながった」という声が見られます。
USB-Cポートの位置については、「底面リグと干渉する」「専用ケージが必要」といった指摘があります。ただし、SmallRig製ケージの使用により解決できるとフォローする声も見られます。
価格については、「性能は認めるが高価」という意見が一部あります。ただし、「モニター、レコーダー、スコープがオールインワンと考えればコスパは良い」とする評価も多く見られます。
タッチ操作の反応速度について、「メニュー操作時にもたつきを感じる」という声が散見されます。ファームウェアアップデートによる改善を期待する意見も見られます。
バッテリー駆動時間については、「高輝度設定では思ったより持たない」という声があります。予備バッテリーの準備や、必要に応じて輝度を下げる運用が推奨されています。
Blackmagic Video Assist 5" 12G HDRは、2500nitの高輝度HDRディスプレイ、12G-SDI対応、Blackmagic RAW録画機能を搭載した、プロフェッショナル仕様の外部モニター・レコーダーです。前作から大幅に進化したディスプレイ性能とプロフェッショナル機能により、本格的な映像制作ワークフローに完全対応しています。
USB-C外部SSD録画により長時間撮影の不安が解消され、ProRes/DNx録画で編集ワークフローを効率化できる点は、プロフェッショナルにとって大きなメリットです。4種類の内蔵スコープと3D LUT機能により、撮影現場での正確なモニタリングとカラー確認が可能となり、高品質な素材の記録を実現します。
USB-Cポート位置やタッチ操作の反応速度など、いくつかの改善点はあるものの、モニター、レコーダー、スコープ機能を統合した製品として、約8.1万円という価格は妥当な範囲と言えます。
特に、屋外撮影が多いドキュメンタリー制作者、長時間録画が必要なイベント撮影者、カラーグレーディングを見据えた高品質素材を求めるシネマトグラファー、そしてBlackmagic Pocket Cinema Cameraユーザーにおすすめです。プロフェッショナルな映像制作環境を構築したい方にとって、投資価値の高い製品と言えるでしょう。
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