この記事の要点
Bose Ultra Open Earbuds 第2世代は、新ドライバーで低音と音量を強化し、再生時間を最長9時間に延長、ケースのワイヤレス充電にも対応したイヤーカフ型イヤホン。初代との違いと向く人を公式情報から整理します。
- 耳をふさがずに周囲の音を聞ける
- 初代より再生時間が2時間長い
- ワイヤレス充電でケースの充電が手軽
はじめに
Bose Ultra Open Earbuds(第2世代)は、ボーズが2026年9月に発表したイヤーカフ型のオープンイヤー完全ワイヤレスイヤホンです。国内価格は39,600円(税込)で、2026年9月18日に予約受付が始まり、10月1日に発売されます。
初代Bose Ultra Open Earbudsの国内発売は2024年3月で、約2年半ぶりのモデルチェンジです。新設計のドライバーによる低音と音量の強化、連続再生時間の延長(最長7時間→最長9時間)、充電ケースのワイヤレス充電対応が主な変更点です。初代から何が変わったのか、値下がりした初代とどちらを選ぶべきかが、検討時の主な論点になります。
耳をふさがずに周囲の音を聞きながら音楽や動画を楽しみたく、Boseの空間オーディオやiPhone/Android両対応の使い勝手を重視するなら第2世代が有力な候補です。一方、ノイズキャンセリングで周囲の音を遮りたい人や、予算を3万円前後に抑えたい人には、カナル型や初代・他社のオープンイヤー型のほうが合います。
本記事では、Bose Ultra Open Earbuds(第2世代)の基本スペック、初代との違い、主な特徴、メリット・デメリットを整理し、どんな人に向くかをまとめます。なお本記事は実機を試用したものではなく、メーカー公式ページなどの公開情報をもとに構成しています。
基本スペック
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 形状 | イヤーカフ型オープンイヤー(耳をふさがない) |
| 音響技術 | Bose OpenAudio テクノロジー、新設計ドライバー |
| 空間オーディオ | イマーシブオーディオ(Bose TrueSpatial テクノロジー)、シネマモード |
| 連続再生時間 | 最長9時間(イマーシブオーディオまたは自動音量調節オン時は最長5時間) |
| 充電ケース | フル充電で追加最長19.5時間の再生 |
| 急速充電 | 10分の充電で約2時間の再生 |
| イヤホン充電時間 | 約1時間 |
| 充電方式 | USB-C、ワイヤレス充電(ケース) |
| Bluetooth | 5.4(通信距離 約9m) |
| 対応コーデック | SBC、AAC、aptX Adaptive |
| マルチポイント | 2台同時接続 |
| マイク | 片側2基(SpeechClarity テクノロジー) |
| 防水 | IPX4 |
| 重量 | イヤホン 約10g(片側)、ケース 約50g |
| イヤホンサイズ | 約17.7×18.9×27.7mm |
| 操作 | 物理ボタン(再生・音量・通話・音声アシスタント) |
| カラー | ブラック、ホワイトスモーク、スカイピンク、オリーブグリーン(限定)、チェリーチョコレート(限定) |
| 価格 | 39,600円(税込) |
| 発売日 | 2026年10月1日 |
出典: ボーズ公式 Bose Ultra Open Earbuds (第2世代) 製品ページ。Bluetoothバージョン・対応コーデック・イヤホンサイズは発表時の報道(PHILE WEB、価格.comニュース)を参照しています。
前作との比較
| 項目 | Ultra Open Earbuds(第2世代) | Ultra Open Earbuds(初代) |
|---|---|---|
| 国内発売 | 2026年10月1日 | 2024年3月5日 |
| 発売時の国内価格 | 39,600円 | 39,600円 |
| 連続再生時間 | 最長9時間 | 最長7時間 |
| イマーシブオーディオ時 | 最長5時間 | 最長4時間 |
| ケースによる追加再生 | 最長19.5時間 | 最長19.5時間 |
| ケースのワイヤレス充電 | 対応 | 非対応(USB-C) |
| ケース重量 | 約50g | 約40g |
| 空間オーディオ | TrueSpatial テクノロジー、シネマモード | イマーシブオーディオ |
| 対応コーデック | SBC、AAC、aptX Adaptive | SBC、AAC、aptX Adaptive(Snapdragon Sound 対応) |
| 防水 | IPX4 | IPX4 |
| 急速充電 | 10分で約2時間 | 10分で約2時間 |
初代の仕様はボーズ公式 Bose Ultra Open Earbuds 製品ページの記載にもとづきます。初代の国内発売日・発売時価格・対応コーデックは、発表時の報道(AV Watch、PHILE WEB)を参照しています。
最も大きな変化は、新設計ドライバーによる低音・音量の強化(ボーズ発表)と、連続再生時間の2時間延長です。イヤーカフ型という形状やIPX4防水、ケースの追加再生時間(19.5時間)は据え置きで、日々の使い勝手に関わる部分を中心に手を入れたマイナーチェンジに近い内容です。価格は初代の発売時(2024年3月、39,600円)と同額に設定されています。
主な特徴
イヤーカフ型のオープンイヤー設計
耳の縁にクリップのように挟んで装着するイヤーカフ型を初代から継承しています。耳の穴をふさがないため、周囲の音や会話を聞き取りながら音楽を再生できます。
カナル型のように耳の中へ押し込まない構造なので、長時間の装着で耳の中が蒸れたり、圧迫されたりしにくいのが形状上の利点です。メガネやマスクと干渉しにくい位置に収まるのもイヤーカフ型の特徴です。
新設計ドライバーで低音と音量を強化
第2世代では新しいドライバーが採用され、ボーズは初代より低音と最大音量を強化したと説明しています。オープンイヤー型は構造上、耳との間に空間があるため低音が逃げやすく、屋外では音量が不足しやすいのが弱点でした。
音漏れを抑えつつ装着者に音を届ける独自の Bose OpenAudio テクノロジーと組み合わせることで、屋外や電車内など騒音のある場所での聞き取りやすさの改善が狙いです。
TrueSpatial テクノロジーとシネマモード
空間オーディオ機能「イマーシブオーディオ」は、Bose TrueSpatial テクノロジーを統合した仕様になりました。ヘッドトラッキングを使い、頭の向きに合わせて音の定位を保つ仕組みです。
新たに追加された「シネマモード」は、動画視聴向けのイマーシブオーディオのモードです。通勤中にスマートフォンで動画を見る、自宅で家事をしながら配信を見るといった使い方を想定した機能です。
最長9時間の連続再生とワイヤレス充電ケース
イヤホン単体の連続再生時間は最長9時間で、初代の最長7時間から2時間延びました。充電ケースでさらに最長19.5時間の再生が可能です。
充電ケースはUSB-Cに加えてワイヤレス充電に対応しました。充電パッドやスマートフォン用の充電スタンドに置くだけで充電できます。10分の急速充電で約2時間再生できる点は初代と同じです。
SpeechClarity テクノロジーによる通話
片側2基のマイクと、AIを活用して自分の声を聞き取りやすくする SpeechClarity テクノロジーを搭載しています。同じ技術はBose QuietComfort Ultra Earbuds 第2世代にも採用されています。
オープンイヤー型は耳をふさがないぶん、周囲の騒音がマイクにも入りやすい形状です。通話品質の強化は、ながら聴きしながらオンライン会議や電話をこなしたい人に関係する変更点です。
Bluetooth 5.4とaptX Adaptive、マルチポイント
発表時の報道によると、Bluetoothは5.4、コーデックはSBC・AAC・aptX Adaptiveに対応します。2台のデバイスに同時接続できるマルチポイントにも対応しており、スマートフォンとPCを切り替えながら使えます。
Google Fast Pair、Google Find Hub(デバイスを探す)、Apple Music のショートカットにも対応すると報じられており、iPhoneとAndroidのどちらでも使いやすい構成です。
物理ボタンによる操作
操作はタッチセンサーではなく物理ボタンで行います。再生・停止、音量、通話、音声アシスタントの呼び出しに対応しています。
イヤーカフ型は耳の外側に露出しているため、タッチ式だと髪や帽子が触れて誤操作が起きやすい面があります。物理ボタンは押した感覚で操作を確認できる方式です。
メリット
耳をふさがずに周囲の音を聞ける
オープンイヤー型のため、車の接近音や駅のアナウンス、職場での呼びかけなどを聞き取りながら音楽を再生できます。屋外の散歩やランニング、在宅ワーク中のながら聴きに向いた形状です。
初代より再生時間が2時間長い
連続再生は最長9時間で、初代(最長7時間)より約29%長くなりました。1日の勤務時間程度であれば、途中でケースに戻さずに使い続けられる計算です。ケースを含めると合計で最長28.5時間になります。
ワイヤレス充電でケースの充電が手軽
ケースを充電パッドに置くだけで充電できるようになりました。すでにスマートフォン用のワイヤレス充電器を使っている人は、ケーブルを挿す手間を省けます。初代でワイヤレス充電非対応だった点が解消されています。
空間オーディオを動画視聴にも使える
ヘッドトラッキング対応のイマーシブオーディオに加え、動画向けのシネマモードが追加されました。音楽だけでなく、映画や配信動画を立体的な音で楽しみたい人にとっての選択肢が増えています。
iPhone・Androidの両方で使いやすい
AACとaptX Adaptiveの両方に対応し、Google Fast PairやFind Hubにも対応するため、端末のOSを選びにくい構成です。マルチポイントで2台同時接続できるので、iPhoneとAndroidスマホの2台持ちやPCとの併用にも対応できます。
価格は初代の発売時と同額
国内価格は39,600円で、2024年3月の初代発売時の価格(39,600円、AV Watch)と同額です。再生時間の延長やワイヤレス充電対応といった変更が、価格の上乗せなしで加わっています。
デメリット
ノイズキャンセリングは非搭載
耳をふさがない構造のため、カナル型のようなアクティブノイズキャンセリングはありません。電車や飛行機の中で周囲の音を遮りたい用途には向きません。遮音を重視するなら、同じボーズのQuietComfort Ultra Earbuds 第2世代のようなカナル型が候補になります。
空間オーディオ使用時は再生時間が約半分になる
イマーシブオーディオまたは自動音量調節をオンにすると、連続再生時間は最長5時間に短くなります。通常時の最長9時間と比べると約56%で、空間オーディオを常用する人は公称値どおりの持ちは期待できません。
オープンイヤー型としては価格が高め
39,600円という価格は、同じボーズから同時発表されたスポーツ向けの Sport Open Earbuds(29,700円)より9,900円高く、他社のオープンイヤー型と比べても高価格帯に入ります。初代は公式ストアで3万円台前半の特別価格で販売されている時期もあり、価格差を踏まえて比較する必要があります。
ケースが初代より約10g重い
ワイヤレス充電への対応に伴い、充電ケースの重量は約50gと、初代(約40g)より約10g増えています。ポケットに入れて持ち歩く場合、わずかながら重さが増える点は把握しておきたいところです。
防水はIPX4で防塵等級の表記がない
防水性能は初代と同じIPX4で、汗や小雨程度には対応しますが、公式の表記では防塵等級は示されていません。屋外のスポーツで砂ぼこりの多い環境や、雨の中でのランニングが多い人は、IP54の Sport Open Earbuds なども比較対象になります。
まとめ
Bose Ultra Open Earbuds(第2世代)は、イヤーカフ型の装着スタイルを継承しつつ、新設計ドライバーによる低音・音量の強化、最長9時間への再生時間延長、ケースのワイヤレス充電対応、TrueSpatial テクノロジーとシネマモードを加えたオープンイヤー型イヤホンです。前作の初代からは、使い勝手に直結する部分を中心に改善されています。
耳をふさがずに周囲の音を聞けるオープンイヤー型の利点はそのままに、弱点になりやすい低音と屋外での音量、バッテリー持ちに手が入っている点が第2世代の要点です。価格は初代の発売時(2024年3月)と同じ39,600円です。
一方で、ノイズキャンセリングは非搭載で、空間オーディオ使用時は再生時間が最長5時間に短くなり、価格もオープンイヤー型の中では高めです。総合的には、初代の使い勝手を底上げした堅実なモデルチェンジといえます。
向いている人: 周囲の音を聞きながら長時間ながら聴きをしたい人、iPhoneとAndroid・PCを行き来しながら使いたい人、空間オーディオで音楽や動画を楽しみたい人、初代の再生時間やワイヤレス充電非対応に不満があった人
別の選択肢を検討したい人: 価格を抑えたいなら値下がりした初代や、オープン型とカナル型を切り替えられるSoundcore AeroFit 2 Pro、耳掛け型のShokz OpenFit Proが候補です。同じイヤーカフ型ではSony LinkBuds ClipsやHUAWEI FreeClip 2とも比較すると、自分に合う1台を選びやすくなります。
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