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DJI/ 発売日: 2022-06-15

DJI RS3 レビュー|DJI RS2との違い・特徴・メリットデメリットまとめ

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この記事の要点

DJI RS3の詳細レビュー。前作DJI RS2との違い、自動軸ロック機能、第3世代安定化アルゴリズム、メリット・デメリットを徹底解説します。

  • セットアップと片付けの時間が大幅短縮
  • 安定性の向上で微振動ブレが軽減
  • カラータッチディスプレイで操作が直感的に
DJI RS3

DJI RS3

税込参考価格 ¥75,000

はじめに

DJI RS3は、一眼レフカメラやミラーレスカメラに対応した3軸ジンバルスタビライザーで、映像クリエイター、シネマトグラファー、Vloggerなど、プロフェッショナルからアマチュアまで幅広く支持される製品です。前作DJI RS2から大幅にアップデートされ、自動軸ロック機能、カラータッチディスプレイ、第3世代RS安定化アルゴリズム、Bluetooth接続機能など、多くの革新的な機能が追加されました。

最大3kgまでのカメラとレンズを搭載でき、ミラーレスから中型一眼レフまで幅広い機材に対応します。従来の手動ロック式から自動軸ロックに進化したことで、セットアップと収納の手間が大幅に軽減され、撮影現場での作業効率が向上しています。

本記事では、DJI RS3の基本スペック、前作RS2との違い、主な特徴、メリット・デメリット、ユーザー評価まで詳しく解説していきます。

基本スペック

項目スペック
軸数3軸(ロール・ピッチ・パン)
最大積載量3kg
動作時間約12時間
充電時間約2.5時間(18W急速充電)
ディスプレイ1.8インチOLEDタッチスクリーン(カラー)
自動軸ロック対応
安定化アルゴリズム第3世代RS
Bluetooth接続対応(カメラ制御)
操作モードパン追従(PF)、パン・チルト追従(PTF)、FPV
ActiveTrackActiveTrack 3.0
バッテリー容量3000mAh
動作温度-10℃〜45℃
重量約1.3kg(ジンバル本体のみ)
対応カメラミラーレス、一眼レフ(最大3kg)
価格約7.5万円

前作との比較

項目DJI RS3DJI RS2
自動軸ロック対応(電動式)非対応(手動ロック)
ディスプレイ1.8インチOLEDカラータッチ1.4インチOLED白黒
ディスプレイサイズ比+28%拡大基準
ディスプレイ輝度向上標準
Bluetooth接続対応非対応
カメラ制御Bluetooth/USB-CUSB-Cのみ
安定化アルゴリズム第3世代RS(約20%向上)第2世代
積載量3kg4.5kg
バッテリー駆動時間約12時間約12時間
本体重量約1.3kg約1.3kg
バッグ開閉チャック1つチャック複数
価格約7.5万円約8万円(発売時)

最も大きな進化は、自動軸ロック機能の搭載です。RS2では電源オフ時に各軸が自由に動いてしまい、持ち運びやバッグへの収納時に手動でロックする必要がありましたが、RS3では電源オフ時に自動で各軸がロック位置に移動してロックされるため、手間が大幅に軽減されました。また、1.8インチのカラータッチディスプレイへの変更、Bluetooth接続によるケーブルレスなカメラ制御、そして第3世代安定化アルゴリズムによる約20%の安定性向上が実現されています。

主な特徴

自動軸ロック機能で準備と片付けが劇的に効率化

DJI RS3の最大の特徴は、電動式の自動軸ロック機構です。電源をオフにすると、各軸(ロール・ピッチ・パン)が自動的にロック位置に移動してロックされ、電源オン時には自動で解除されます。従来のRS2では、バッグに収納する前に3つの軸を手動でロックし、使用開始時に再度手動で解除する必要がありました。

この機能により、撮影準備と片付けの時間が大幅に短縮され、撮影現場での作業効率が向上します。特に移動が多いVlogやドキュメンタリー撮影では、ジンバルの出し入れが頻繁に発生するため、この自動化の恩恵は非常に大きいです。また、各軸がブラブラと動かないため、バッグ内での衝撃からジンバルを保護する効果もあります。

第3世代RS安定化アルゴリズムで約20%の性能向上

新開発の第3世代RS安定化アルゴリズムにより、前作RS2と比較して約20%の安定性向上を実現しています。特に微振動によるブレの軽減が顕著で、歩行撮影やランニングショットでも、滑らかで安定した映像を撮影できます。

高速な動きにも追従性が向上しており、急な方向転換やダイナミックなカメラワークでも、被写体をしっかりと捉え続けます。アルゴリズムの進化により、モーターの動作音も抑えられ、静かな環境での撮影にも適しています。

1.8インチカラータッチディスプレイで操作性向上

前作RS2の1.4インチ白黒ディスプレイから、1.8インチのOLEDカラータッチディスプレイに進化しました。画面サイズが28%拡大され、輝度も向上したことで、屋外での視認性が大幅に改善されています。カラー表示により、情報が直感的に理解しやすくなり、タッチ操作にも対応したことで、メニュー操作が格段にスムーズになりました。

ディスプレイには、ジンバルの姿勢、バッテリー残量、カメラ設定、撮影モードなど、必要な情報が一目で確認できます。タッチ操作により、撮影モードの切り替えや各種設定変更が直感的に行え、撮影に集中できます。

Bluetooth接続でカメラをケーブルレス制御

Bluetooth機能により、ジンバル本体とカメラをワイヤレスでペアリングし、ケーブルを介さずに録画開始・停止、シャッター操作、カメラ設定の変更が可能になりました。従来はUSB-Cケーブルでの接続が必須でしたが、ケーブルが不要になることで、セットアップがシンプルになり、ケーブルの取り回しによるストレスや断線のリスクが軽減されます。

対応カメラは主要メーカーの多くの機種をカバーしており、ソニー、キヤノン、ニコン、パナソニックなどの人気ミラーレスカメラで利用できます。もちろん、従来通りUSB-C接続も可能なため、Bluetooth非対応のカメラでも問題なく使用できます。

最大3kg積載で幅広いカメラ・レンズに対応

最大積載量3kgにより、ミラーレスカメラから中型一眼レフまで、幅広い組み合わせに対応します。フルサイズミラーレスに24-70mm F2.8クラスの標準ズームレンズを装着した構成でも余裕を持って使用でき、軽量な単焦点レンズであればさらに快適に運用できます。

ソニーα7シリーズ、キヤノンEOS Rシリーズ、ニコンZシリーズ、パナソニックLUMIXシリーズなど、主要なミラーレスカメラとの互換性が確認されています。

ActiveTrack 3.0で被写体を自動追尾

DJI独自のActiveTrack 3.0機能により、被写体を自動で追尾します。ディスプレイ上で被写体を選択するだけで、ジンバルが自動的にカメラの向きを調整し、被写体を画面中央にキープし続けます。一人での撮影やセルフVlogにおいて、この機能は非常に便利です。

人物だけでなく、動物や乗り物など、さまざまな被写体の追尾に対応しており、動きの速い被写体でも正確に追従します。追尾速度や追従の強さは調整可能で、撮影スタイルに合わせたカスタマイズができます。

多彩な撮影モードで創造的な映像表現

パン追従(PF)、パン・チルト追従(PTF)、FPVモードなど、撮影シーンに応じた多彩なモードを搭載しています。FPVモードでは、ジンバルの動きがカメラに直接反映され、ダイナミックでスピード感のある映像を撮影できます。

タイムラプス、モーションラプス、パノラマ撮影など、クリエイティブな撮影機能も充実しており、DJI Roninアプリと連携することで、さらに高度な撮影計画や自動撮影が可能です。

約12時間の長時間バッテリー駆動

3000mAhバッテリーにより、約12時間の連続動作が可能です。丸一日の撮影セッションでも、バッテリー切れの心配がほとんどありません。18W急速充電に対応しており、約2.5時間でフル充電が完了するため、撮影の合間に素早く充電できます。

USB-C端子からの給電にも対応しているため、モバイルバッテリーを使用すれば、さらに長時間の運用が可能です。

メリット

セットアップと片付けの時間が大幅短縮

自動軸ロック機能により、撮影準備と片付けの手間が劇的に軽減されます。バッグから取り出して電源を入れるだけで、すぐに撮影を開始でき、撮影終了後は電源を切ればバッグにそのまま収納できます。移動の多いVlog撮影やドキュメンタリー制作において、この効率化は大きな価値があります。

安定性の向上で微振動ブレが軽減

第3世代安定化アルゴリズムにより、歩行撮影時の微細な振動が効果的に抑えられ、より滑らかな映像を撮影できます。前作RS2ユーザーからは、「明らかにブレが減った」という評価が多く見られます。ランニングショットやアクションシーンでも、安定した映像を実現できます。

カラータッチディスプレイで操作が直感的に

1.8インチのカラータッチディスプレイは、視認性が高く、操作も直感的です。屋外の明るい環境でも画面内容をしっかり確認でき、タッチ操作により素早く設定変更が行えます。従来の物理ボタンとダイヤルの組み合わせよりも、メニュー操作が格段にスムーズになりました。

Bluetooth接続でケーブル不要のスマート運用

ケーブルレスでカメラを制御できることは、セットアップの簡略化だけでなく、撮影中のケーブルの引っかかりや断線のリスクを排除します。特にジンバルを大きく動かすダイナミックな撮影では、ケーブルが邪魔にならないことが大きなメリットとなります。

ActiveTrack機能で一人撮影も快適

自動追尾機能により、カメラマンなしでのセルフVlogや一人での撮影が容易になります。三脚にジンバルを固定し、自分が動きながら話すスタイルの撮影でも、常に画面中央にいられるため、プロフェッショナルな仕上がりの映像を撮影できます。

幅広いカメラ・レンズに対応する汎用性

3kgの積載量により、ほとんどのミラーレスカメラとレンズの組み合わせに対応できます。撮影スタイルや被写体に応じてレンズを使い分ける場合でも、ジンバルを変える必要がなく、一台で完結します。

長時間駆動でバッテリー交換の手間が少ない

約12時間の駆動時間があれば、ほとんどの撮影シーンでバッテリー交換なしに撮影を完遂できます。バッテリー交換のタイミングを気にする必要がなく、撮影に集中できることは、クリエイティブな作業において大きなメリットです。

前作より価格が下がりコスパ向上

RS2の発売時価格約8万円から、RS3は約7.5万円と若干値下げされています。性能が向上しながらも価格が下がったことで、コストパフォーマンスが向上しており、より多くのクリエイターが手に取りやすくなりました。

デメリット

積載量が前作RS2の4.5kgから3kgに減少

前作RS2の最大積載量は4.5kgでしたが、RS3では3kgに減少しています。大型一眼レフに大口径望遠ズームレンズを装着するような重量級の構成では、積載量が不足する場合があります。このような構成で使用する場合は、上位モデルのRS3 Pro(積載量4.5kg)を選択する必要があります。ただし、一般的なミラーレスカメラとレンズの組み合わせであれば、3kgで十分に対応できます。

PF・PTFモードがカスタムできない仕様

パン追従(PF)とパン・チルト追従(PTF)モードは固定仕様で、アプリからもジンバルからもカスタマイズできません。カスタマイズ可能なのはFPVモードのみとなっており、細かい挙動調整を行いたいユーザーにとっては制約となります。撮影スタイルによっては、この制限が不便に感じられる場合があります。

自動校正が撮影中に起動することがある

一部のユーザーから、撮影中に自動校正が予期せず起動し、一時的にジンバルの動作が止まることがあるという報告があります。重要なシーンでこの現象が発生すると、撮影に支障をきたす可能性があります。ファームウェアアップデートで改善される可能性はありますが、現状では注意が必要です。

重量約1.3kgで長時間手持ちは疲労が蓄積

ジンバル本体の重量は約1.3kgあり、カメラとレンズを装着すると総重量は2〜3kgに達します。長時間の手持ち撮影では、腕や肩に疲労が蓄積します。特に一日中撮影を行う場合、適度な休憩や、モノポッド・三脚の併用が推奨されます。

自動軸ロック時にバランスが崩れることがある

重いレンズを使用している場合、自動軸ロック機能が作動する際に、ロール軸が微妙にずれてバランスが崩れることがあるという報告があります。電源をオンにする前に、手動でバランスを微調整する必要が生じる場合があります。軽量なレンズであれば、この問題はほとんど発生しません。

大きさと存在感で目立ちやすい

ジンバルは構造上、どうしても大きく目立つ機材です。街中での撮影やイベント会場では、周囲の注目を集めやすく、撮影許可が必要な場所もあります。また、カメラバッグへの収納も、専用のスペースを確保する必要があり、旅行など荷物を減らしたい場合には、持ち運びの意欲が下がることがあります。

ユーザー評価まとめ

価格.comのレビューや映像クリエイターのブログ記事をもとに、実際のユーザーの評価傾向をまとめました。

高評価のポイント

最も多く評価されているのは、自動軸ロック機能の便利さです。「最初は不要だと思っていたが、使ってみると非常に便利」「準備と片付けが劇的に楽になった」という声が多数見られます。特に移動が多い撮影スタイルのユーザーから高く評価されています。

安定性の向上も高く評価されており、「RS2と比較して明らかに微振動ブレが軽減された」「歩行撮影での滑らかさが向上した」といった実感に基づく評価が見られます。前作ユーザーの多くが、乗り換えて良かったと感じているようです。

カラータッチディスプレイについては、「視認性が大幅に向上した」「タッチ操作が直感的で使いやすい」という評価が目立ちます。特に屋外撮影での視認性向上が実用上のメリットとして実感されています。

Bluetooth接続機能も評価が高く、「ケーブルが不要になり、セットアップが楽になった」「ケーブルの引っかかりを気にする必要がなくなった」という声が見られます。

全体的な安定性と操作性については、「ほとんどブレがなく、安定感が素晴らしい」「RSC2から乗り換えたが、RS3が良すぎてRSC2を売却して追加でRS3を購入した」という非常に高い評価も見られます。

低評価・気になる声

PF・PTFモードのカスタマイズができない点については、「非常に不便」「FPVしかカスタムできないのは制約が大きい」という不満の声があります。細かい挙動調整を行いたいユーザーにとって、この仕様は改善が望まれるポイントです。

自動校正が撮影中に起動することについて、「重要なシーンで校正が始まってしまった」という報告があります。頻度は高くないものの、気をつけるべき点として指摘されています。

重量については、「長時間の手持ち撮影では疲れる」「旅行に持っていくには重い」という声が見られます。ジンバル全般に言えることですが、軽量化への期待は依然として高いようです。

積載量の減少については、「RS2の4.5kgから3kgに減ったのは残念」という意見があります。重い機材を使用するユーザーには、RS3 Proへのアップグレードが推奨されています。

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税込参考価格 ¥75,000

まとめ

DJI RS3は、自動軸ロック機能、第3世代安定化アルゴリズム、カラータッチディスプレイ、Bluetooth接続機能を搭載し、前作RS2から大幅に進化した3軸ジンバルスタビライザーです。準備と片付けの効率化、安定性の向上、操作性の改善により、撮影現場でのストレスが大幅に軽減され、クリエイティブな作業に集中できる環境を提供します。

約20%向上した安定性により、歩行撮影やダイナミックなカメラワークでも、滑らかで高品質な映像を撮影できます。最大3kgの積載量は、ほとんどのミラーレスカメラとレンズの組み合わせに対応し、幅広い撮影スタイルに活用できます。

PF・PTFモードのカスタマイズ不可、自動校正の予期せぬ起動、重量による疲労など、いくつかの改善点はあるものの、総合的には非常に完成度の高いジンバルシステムと言えます。前作から価格が若干下がり、約7.5万円で購入できるようになったことも、コストパフォーマンスの面で魅力です。

特に、Vlogger、映像クリエイター、ドキュメンタリー制作者、ウェディング撮影を行うフォトグラファー、そしてDJI RS2からのアップグレードを検討しているユーザーにおすすめです。手ブレのない滑らかな映像を撮影したい方、準備と片付けの効率化を求める方にとって、投資価値の高い製品と言えるでしょう。

DJI RS3

DJI RS3

税込参考価格 ¥75,000

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