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SIGMA 35mm F1.4 DG II Artは、SIGMAが2026年2月のCP+2026にて発表した、フルサイズミラーレスカメラ用の大口径広角単焦点レンズです。2026年4月16日に発売予定で、市場想定価格は169,400円(税込)となっています。
前作SIGMA 35mm F1.4 DG DN Artから、約20%の軽量化、約14%の全長短縮、そして光学設計の刷新による解像性能の向上など、多くの進化を遂げています。SIGMAのArtラインを代表する35mm F1.4レンズの最新世代として、写真・映像制作の両方で高い表現力を発揮します。
本記事では、SIGMA 35mm F1.4 DG II Artの基本スペック、前作SIGMA 35mm F1.4 DG DN Artとの違い、主な特徴、メリット・デメリット、ユーザー評価まで詳しく解説していきます。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 焦点距離 | 35mm |
| 開放F値 | F1.4 |
| 最小絞り | F16 |
| レンズ構成 | 12群15枚(SLDレンズ2枚、非球面レンズ4枚) |
| 画角 | 63.4° |
| 最短撮影距離 | 28cm |
| 最大撮影倍率 | 1:5.4 |
| 絞り羽根 | 11枚(円形絞り) |
| フィルター径 | 67mm |
| AF駆動 | デュアルHLA(High-response Linear Actuator) |
| サイズ(Eマウント) | 最大径73.0mm x 長さ96.0mm |
| 重量(Eマウント) | 525g |
| 対応マウント | ソニーEマウント / Lマウント |
| 防塵防滴 | 簡易防塵防滴構造 |
| 前玉コーティング | 撥水・撥油コーティング |
| 価格 | 169,400円(税込) |
| 項目 | SIGMA 35mm F1.4 DG II Art | SIGMA 35mm F1.4 DG DN Art |
|---|---|---|
| レンズ構成 | 12群15枚 | 11群15枚 |
| 特殊レンズ | SLD 2枚、非球面 4枚 | SLD 2枚、ELD 1枚、FLD 1枚、非球面 2枚 |
| 最短撮影距離 | 28cm | 30cm |
| AF駆動 | デュアルHLA | ステッピングモーター |
| フィルター径 | 67mm | 67mm |
| サイズ(Eマウント) | 73.0mm x 96.0mm | 75.5mm x 111.5mm |
| 重量(Eマウント) | 525g | 640g |
| コーティング | AAC(Advanced Amorphous Coating) | スーパーマルチレイヤーコート |
| 絞りリング | デクリック機構付き | なし |
| 価格 | 169,400円 | 約108,900円 |
最も大きな進化は、約20%・115gもの軽量化を果たしたボディ設計、高精度非球面レンズ4枚を採用した光学性能の向上、そしてデュアルHLAによるAF高速化です。全長も約15.5mm短くなり、取り回しが大幅に改善されています。
12群15枚の完全新設計の光学系を採用し、SIGMAの35mm F1.4レンズとして歴代最高の解像性能を実現しています。従来は加工が困難だった新種ガラスを含む高精度非球面レンズ4枚とSLDレンズ2枚の組み合わせにより、軸上色収差やコマ収差を高度に抑制。開放F1.4から画面全域にわたって優れた解像力を発揮し、絞り込む必要なく高画質が得られます。
前作SIGMA 35mm F1.4 DG DN Art(640g)から約20%・115gの軽量化を実現し、ソニーEマウント版で525gという携帯性を達成しています。全長も約14%短縮され、96.0mmとコンパクトに仕上がりました。大口径F1.4レンズでありながら、日常的に持ち出せるサイズ感は大きな魅力です。
新たにデュアルHLA(High-response Linear Actuator)を搭載し、前作のステッピングモーターから大幅にAF性能が向上しています。高速かつ静音なフォーカス駆動により、動画撮影時のフォーカス音の録音を心配する必要がありません。フローティングフォーカス機構の採用により、近距離から遠距離まで安定した描写品質を維持します。
新開発のAAC(Advanced Amorphous Coating)を採用し、レンズ内面での反射を大幅に低減しています。従来のコーティングでは抑えきれなかったゴーストやフレアを効果的に抑制し、逆光シーンでもコントラストの高いクリアな描写を実現します。朝日や夕日を画面に入れた撮影でも安心して使用できます。
動画撮影において重要なフォーカスブリージング(ピント移動時の画角変動)を最小限に抑える設計がなされています。フォーカス移動時に画面の拡大縮小がほとんど発生しないため、シネマティックな映像制作やVlog撮影において、プロフェッショナルな品質を実現できます。
絞りリングにデクリック機構とロックスイッチを搭載しています。デクリックをONにすると、クリック感のないスムーズな絞り操作が可能になり、動画撮影時のシームレスな露出調整に対応します。ロックスイッチにより、不意な絞り変更も防止できます。
レンズ本体に2箇所のAFLボタンを搭載し、カメラ側のメニューから機能を割り当てることが可能です。AF-ONやフォーカスホールドなど、撮影スタイルに合わせたカスタマイズにより、快適な操作性を実現しています。
35mm F1.4という大口径スペックを525gで実現した点は、同クラスのレンズの中でも際立つ軽量さです。長時間の撮影や街歩きスナップでも負担が少なく、機動力のある撮影が可能になります。
非球面レンズ4枚を含む新光学設計により、開放F1.4からシャープな描写が得られます。周辺部の画質低下が少なく、絞り込まずとも高い解像力を発揮するため、暗所撮影やボケ表現を最大限に活かせます。
デュアルHLA駆動による高速・静音AFは、動画撮影時の大きなメリットです。フォーカスブリージングの抑制と合わせて、映像制作のプロフェッショナルな要求に応えられる性能を備えています。
前作の30cmから28cmに短縮された最短撮影距離により、被写体に近づいたダイナミックな構図が可能です。テーブルフォトや花の撮影など、日常シーンでの活用の幅が広がります。
新開発のAdvanced Amorphous Coatingにより、前作から逆光耐性が大幅に向上しています。フレアやゴーストが発生しにくく、光源を画面に入れた表現も積極的に行えます。
簡易防塵防滴構造に加え、前玉に撥水・撥油コーティングが施されています。屋外での突然の天候変化や、水しぶきがかかる環境でも安心して撮影を続けられます。
フィルター径67mmは一般的なサイズで、NDフィルターやPLフィルターなど既存のフィルター資産をそのまま活用できます。フィルターワークを多用する風景撮影でも経済的です。
市場想定価格169,400円は、前作DG DN Art(約108,900円)から約6万円の価格上昇となっています。光学性能の向上やAF駆動の刷新を考慮しても、導入コストの増加は無視できないポイントです。
レンズ内手ブレ補正は搭載されていないため、暗所での手持ち撮影ではカメラボディ側の手ブレ補正に依存します。ボディ内手ブレ補正を搭載していないカメラでは、低速シャッター時にブレのリスクが高まります。
現時点ではソニーEマウントとLマウントの2種類のみの展開で、ニコンZマウントやキヤノンRFマウントには非対応です。他マウントユーザーは選択肢に入れることができません。
35mm固定の焦点距離のため、ズームレンズのような画角の変更はできません。構図調整は撮影者自身が動いて行う必要があり、スペースが限られた場面では対応が難しいことがあります。
最短撮影距離28cmと寄れる設計ではあるものの、最大撮影倍率は1:5.4にとどまります。マクロ的な撮影を期待するユーザーにとっては物足りなく感じる可能性があります。
各種レビューサイトや写真系メディアのハンズオンレビューをもとに、ユーザーの評価傾向をまとめました。
最も高く評価されているのは、軽量化と高画質の両立です。「525gでこの描写力は素晴らしい」「前作から持ち替えた瞬間に軽さを実感する」という声が多く、日常的に持ち出せる大口径レンズとして支持されています。
解像性能については、「開放F1.4から画面全域がシャープ」「歴代最高画質の名に恥じない描写」という評価が見られます。非球面レンズ4枚による収差補正の効果が、実写でも確認されています。
AFの速度と静音性も高評価で、「デュアルHLAのAFは明らかに速くなった」「動画撮影でフォーカス音が入らない」という声が報告されています。フォーカスブリージングの少なさも映像クリエイターから好評です。
デクリック付き絞りリングやAFLボタンなど操作性の向上も評価され、「動画と写真の両方で使いやすい」という声が見られます。
価格については、「前作から6万円の値上げは厳しい」「性能向上は分かるが高い」という意見が見られます。ただし、「長く使えるレンズなので投資として妥当」とする声もあります。
手ブレ補正非搭載について、「ボディ内手ブレ補正がないカメラでは使いにくい」という指摘があります。ただし、F1.4の明るさでシャッタースピードを稼げるため、「実用上は問題ない場面が多い」との意見もあります。
マウントの限定について、「ニコンZマウント版を出してほしい」という要望が見られます。今後のマウント展開に期待する声が多い状況です。
SIGMA 35mm F1.4 DG II Artは、12群15枚の新光学設計による歴代最高の解像性能、525gの軽量ボディ、デュアルHLAによる高速・静音AFを実現した、SIGMAのArtラインを代表する大口径広角単焦点レンズです。前作SIGMA 35mm F1.4 DG DN Artから約20%の軽量化と光学性能の向上を果たしています。
AAC コーティングによる逆光耐性の向上、フォーカスブリージングの抑制、デクリック付き絞りリングなど、写真・映像の両方で活用できる機能が充実しています。
価格が169,400円と前作から上昇していること、手ブレ補正が非搭載であること、対応マウントが限定されることなど注意点はあるものの、総合的には35mm F1.4クラスのレンズとして非常に完成度の高い製品です。
特に、軽量な大口径レンズを求めるスナップ・ストリートフォトグラファー、開放F1.4の高解像描写を活かしたいポートレート撮影者、そして動画・写真の両方で使えるレンズを探している映像クリエイターにおすすめです。
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