この記事には予想・噂に基づく情報が含まれています
記載内容はリーク情報や業界の噂をもとにしており、メーカーの正式発表とは異なる場合があります。正確な情報はメーカー公式サイトをご確認ください。
※この記事にはSIGMA 85mm F1.2 DG Artの開発発表段階の情報が含まれます。最終スペック・価格は変更される可能性があります。正式な情報はメーカー公式発表をご確認ください。
ポートレート撮影で最も信頼される焦点距離、85mm。この画角で究極の描写力を求めるフォトグラファーにとって、2つの注目レンズが存在します。
1つ目は、SIGMAが2026年2月のCP+ 2026で開発発表し、同年9月に発売予定のSIGMA 85mm F1.2 DG | Art。開放F1.2という圧倒的な明るさを持ち、SIGMAのF1.2単焦点シリーズ(35mm、50mm)の完成形として期待されています。
2つ目は、2024年に発売されたSonyのフラッグシップレンズFE 85mm F1.4 GM II。初代GM から約20%の軽量化と3倍速のAFを実現し、G Masterシリーズの真価を発揮するレンズです。
本記事では、この2本を基本スペック、光学性能、AF性能、ボケ味、携帯性、価格の各観点から徹底比較し、あなたの撮影スタイルに合った1本を見極めます。
| 項目 | SIGMA 85mm F1.2 DG Art | Sony FE 85mm F1.4 GM II |
|---|---|---|
| 焦点距離 | 85mm | 85mm |
| 開放F値 | F1.2 | F1.4 |
| 最小絞り | 未発表 | F16 |
| レンズ構成 | 未発表 | 14群11枚 |
| 特殊レンズ | 未発表 | XAレンズ2枚、EDレンズ2枚 |
| 絞り羽根 | 未発表 | 11枚(円形絞り) |
| 最短撮影距離 | 未発表 | AF時0.85m / MF時0.80m |
| 最大撮影倍率 | 未発表 | 0.11倍 |
| フィルター径 | 82mm | 77mm |
| AF駆動方式 | デュアルHLA | XDリニアモーター |
| 手ぶれ補正 | なし(予想) | なし |
| 防塵防滴 | 対応(予想) | 対応 |
| マウント | ソニーE / Lマウント | ソニーE |
| サイズ | 未発表 | 約84.7 x 107.3mm |
| 重量 | 未発表(小型軽量設計を謳う) | 約642g |
| 発売日 | 2026年9月予定 | 2024年8月 |
| 価格 | 未発表 | 約239,000円(実勢価格) |
※SIGMA 85mm F1.2 DG Artは開発発表段階のため、「未発表」の項目は正式発売時に確定します。フィルター径82mmおよびデュアルHLA駆動は公式に発表済みの情報です。
Sony FE 85mm F1.4 GM IIは、14群11枚のレンズ構成にXA(超高度非球面)レンズ2枚とED(特殊低分散)レンズ2枚を採用しています。XAレンズの高い面精度により、点光源のボケに現れやすい「玉ねぎボケ」を効果的に抑制。Nano ARコーティング IIによりゴーストやフレアも低減されています。開放F1.4から高い解像力を発揮し、ポートレートレンズのベンチマークとして高い評価を受けています。
SIGMA 85mm F1.2 DG Artは、最新の光学設計により開放F1.2から高い解像力を実現するとSIGMAは発表しています。同社のF1.2シリーズである50mm F1.2 DG DN Artが15群17枚という贅沢な光学設計で高い評価を得ていることから、85mm F1.2でも同等以上の光学性能が期待されます。ただし、具体的なレンズ構成や特殊レンズの詳細は未発表です。
Sony FE 85mm F1.4 GM IIは、XDリニアモーターを搭載し、初代GM比で約3倍のAF速度を実現しています。被写体追従性能は最大7倍向上しており、動きのあるポートレートやウェディング撮影で高い信頼性を発揮します。フォーカスブリージングも極めて少なく、動画撮影にも適しています。
SIGMA 85mm F1.2 DG Artは、デュアルHLA(High-response Linear Actuator)を搭載。HLAはSIGMAの最新レンズで採用されているAFモーターで、高速かつ静粛な駆動が特徴です。F1.2の大口径レンズでは被写界深度が極めて浅いため、高精度なAFが必須となりますが、デュアルHLA構成によりこの課題に対応する設計です。
ポートレートレンズ選びにおいて、ボケ味は最重要項目の1つです。
Sony FE 85mm F1.4 GM IIは、11枚の円形絞り羽根と2枚のXAレンズにより、なめらかで美しいボケを実現しています。点光源のボケが真円に近く、ボケの縁取りも柔らかい「G Masterボケ」は、多くのフォトグラファーから高い支持を得ています。
SIGMA 85mm F1.2 DG Artは、F1.2の開放絞り値により、F1.4比で約1/3段分深いボケが得られます。物理的により大きなボケを生み出せることは、被写体の分離や背景の処理において明確なアドバンテージとなります。SIGMA 50mm F1.2 DG DN Artでは非常に滑らかなボケ描写が好評を博しており、85mm F1.2でも同様の品質が期待されます。
Sony FE 85mm F1.4 GM IIは約642g、サイズ約84.7 x 107.3mmで、初代GM(約820g)から大幅に軽量化されています。大口径85mmレンズとしては非常にコンパクトで、長時間の手持ち撮影でも疲れにくい設計です。
SIGMA 85mm F1.2 DG Artの重量は未発表ですが、「小型軽量設計」を謳っています。参考として、同社の50mm F1.2 DG DN Artは約740g(Eマウント)です。85mm F1.2はより大きな光学系が必要となるため、800g前後になる可能性がありますが、正確な数値は正式発表を待つ必要があります。フィルター径が82mm(Sony GM IIは77mm)であることから、前玉径はやや大きいことが予想されます。
Sony FE 85mm F1.4 GM IIは、カスタマイズ可能なフォーカスホールドボタンを2つ搭載し、AF/MFスイッチ、絞りリングを備えています。前玉にはフッ素コーティングが施され、汚れが付きにくく清掃も容易です。防塵防滴にも対応しており、過酷なフィールドワークにも耐えうる堅牢さを持っています。
SIGMA 85mm F1.2 DG Artのビルドクオリティに関する詳細は未発表ですが、SIGMAのArtラインは従来からTSC(Thermally Stable Composite)素材や金属外装を組み合わせた高品位なボディを採用しています。防塵防滴への対応も、近年のArtレンズでは標準的な仕様となっています。
Sony FE 85mm F1.4 GM IIは、メーカー希望小売価格が約300,000円、2026年3月時点の実勢価格は約239,000円です。初代GMからの正統進化版として、プレミアムな価格設定となっています。
SIGMA 85mm F1.2 DG Artの価格は未発表です。参考として、SIGMA 50mm F1.2 DG DN Artの発売時価格は約180,000円前後(国内実勢価格)でした。SIGMAはサードパーティメーカーとして純正レンズよりも手頃な価格設定を強みとしており、85mm F1.2もSony GM IIと比較して競争力のある価格が期待されます。ただし、F1.2という大口径仕様のため、SIGMAのラインナップの中では高価格帯になる見込みです。
スタジオでのポートレート撮影では、どちらのレンズも十分な性能を発揮します。ライティングが整った環境ではAF速度の差は大きな問題になりにくく、光学性能とボケ味が重要です。より浅い被写界深度で被写体を際立たせたい場合は、F1.2のSIGMAが有利です。
撮り直しのきかないウェディングやイベント撮影では、実績のあるSony FE 85mm F1.4 GM IIが安心です。XDリニアモーターによる高速・高精度AFと軽量ボディは、長時間の撮影でも信頼性を発揮します。SIGMA 85mm F1.2 DG Artは発売後のレビューや実績を確認してから判断するのが賢明です。
動画撮影ではフォーカスブリージングの少なさが重要です。Sony GM IIはボディ内ブリージング補正に対応しており、滑らかなフォーカス送りが可能です。SIGMAもデュアルHLAによる静粛なAF駆動が動画撮影に適しています。F1.2の浅い被写界深度は映像表現の幅を広げますが、フォーカス精度がより厳しく求められる点には注意が必要です。
個人の作品制作や芸術的な表現を追求する場合、F1.2の開放絞り値がもたらす独特のボケ表現はSIGMAならではの魅力です。85mm F1.2という組み合わせは、被写体の存在感を極限まで引き出すことができます。
SIGMA 85mm F1.2 DG Artの価格は未発表ですが、SIGMAの価格戦略を考慮すると、F1.2の明るさをSony GM IIと同等かそれ以下の価格で手に入れられる可能性があります。確定情報が出るまで判断を保留するのも1つの選択です。
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SIGMA 85mm F1.2 DG ArtとSony FE 85mm F1.4 GM IIは、どちらもポートレートレンズの頂点に立つ資格を持つレンズです。
SIGMA 85mm F1.2 DG Artは、F1.2という開放絞り値がもたらす圧倒的なボケ量と被写体分離が最大の武器です。作品撮りやアート表現で他にない描写を求めるフォトグラファー、またLマウントユーザーにとって待望の選択肢となるでしょう。ただし、2026年9月の発売まで待つ必要があり、最終スペックも未確定である点は留意してください。
Sony FE 85mm F1.4 GM IIは、軽量コンパクトなボディに高速AF、優れた光学性能、信頼性の高い防塵防滴を詰め込んだ完成度の高い1本です。すぐに手に入る確かな性能を求めるフォトグラファー、特にウェディングやイベントなど失敗の許されない撮影シーンでは、この実績あるレンズが最適です。
最終的な選択は、F1.2のボケ表現に価値を見出すか、今すぐ手に入る実績と軽量性を重視するかで決まります。SIGMA 85mm F1.2 DG Artの正式スペックと価格が発表されれば、より明確な判断ができるようになるでしょう。
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